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組織はこう変わる―Everything DiSC® カタリスト先行導入企業の実践知
先行導入企業が語る、行動変容のメカニズムとカタリストの役割

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HRD NeXT 2026では、Everything DiSC® カタリスト(以下、カタリスト)の先行体験企業が登壇しました。NEC、メディケア生命保険、アチーブメントHRソリューションズの3社が、それぞれの立場から導入の背景と、実際に体験して初めて見えてきた変化を語りました。
立場の異なる3社に共通していたのは、「研修で終わらず、日常の対話に持ち込める」という確かな手ざわりです。

登壇者のご紹介

蛭田 瑠理 氏 Hiruta Ruri
メディケア生命保険株式会社(住友生命グループ)
人事部 シニアインストラクター・キャリアコンサルタント

GEや若手層向け育成支援・組織開発のコンサルティング会社を経て現職。
全従業員が時代のニーズに即したスキルアップを実現できるよう、「人財共育」体系を構築。
キャリア展望や個々の課題に応じたリスキリング機会の確保に注力し、学びの環境づくりに邁進している。

小山 剛志 氏 Koyama Takeshi
アチーブメントHRソリューションズ株式会社
統括マネジャー/組織変革コンサルタント/トレーナー

アチーブメント株式会社にパーソナルコンサルタントとして入社。経営者やプロビジネスパーソンの目標達成のコンサルティングを行う。その後、人事部新卒採用担当として2万3000名のエントリーを集め、“入社したい企業ランキング”にて全国93位、300名以下中小企業で1位獲得(日経新聞調べ)に貢献。組織変革コンサルティング部に異動後、新卒採用・人事制度・教育研修の支援を大手・中堅企業、行政に行い、自社で製作支援をしたインターンシップは“先輩から学ぶ就活生におすすめのインターンシップ先企業ランキング”にて全国1位を獲得(ポート株式会社調べ)。2017年には、アチーブメントHRソリューションズの立ち上げに携わり組織変革コンサルタントとしてトップの実績を収める。現在は、統括マネジャーとして、組織全体のマネジメントを行い、GPTW働きがいのある会社ランキングにてベストカンパニーを受賞し、MGR就任以降増収増益を続けている。また、企業研修の講師も担当し、自身の経験をもとに、多くの受講生の成果の創造に貢献している。

加藤 久美子 氏 Kato Kumiko
日本電気株式会社(NEC)

タレントマネジメント、組織開発、タレント・アクイジションのエキスパート。日本電気株式会社(NEC)ではサクセッションプランニングとエグゼクティブアセスメントを基盤とした経営人材戦略および実行を担当。ノバルティスファーマ・ジャパンではグローバルと連動したタレントマネジメントの枠組みを日本に導入し、次世代リーダー育成の基盤を整備。日本IBMでは新卒から役員層まで、包括的な採用戦略および実行リードを担当。心理学の専門性を持つ臨床心理士でもあり、”ビジネスと心理学の架け橋”として、個と組織の成長に深くコミットしている。
ミッションは、「リーダーが、リーダーになっていく、その心理的成長をサポートすること」。「組織戦略×心理的成長」をキーワードに、リーダーの心のあり様を深く理解するアプローチを統合し、その統合的な実践に邁進中。

稲葉 理恵 Inaba Rie
HRD株式会社 DiSC事業部 組織・人材コンサルタント

HRD DiSC事業部にて組織・人材開発コンサルタントとして、マネジメント開発やチームビルディングをはじめ多様な企業の育成施策を支援。これまでに100名規模のチームビルディングや海外企業のオフサイト研修を多数担当。
前職では、多様な企業の研修支援に携わり、豊富なワーク設計やプログラム運営の知見を培ってきた。この経験を活かし、参加者の“気づきが深まる”場づくりを得意としている。

田村 仁志 Tamura Hitoshi
HRD株式会社  DiSC事業部 組織・人材コンサルタント

英語学習事業での営業職を経て、“人の内面が変化を生み出す力”に強い関心を持ち、カウンセラー/コーチとしての活動を開始。これまでに5,000件以上の個人セッションを担当し、心理学を応用したコーチングによってクライアントの目標達成を支援。
その経験から人材・組織開発への関心が高まり、パーソナリティ心理学を基盤とする人材アセスメントを提供するHRDへ参画。
現在は、DiSC認定セミナーの講師として、研修登壇、コンサルティング、アセスメント活用支援を幅広く担当している。

「同じ画面を見る」ことで生まれる対話――メディケア生命保険

メディケア生命保険では、DiSCを独立した研修としてではなく、すべての階層別研修の中に組み込んで活用しています。約1.5年に一度、全社員がその時点の職位の研修でDiSCを振り返る設計です。

背景には、若手層の課題があります。蛭田瑠理氏はこう語ります。

「最近は、自分の価値観や動機をうまく言語化できない若手が増えていると感じています。背伸びした自己理解からは、背伸びしたキャリアビジョンしか生まれません。」

DiSCによる客観的な自己理解が、自分の力で進んでいけるキャリアの土台になる。その実感が、継続活用につながっています。

その延長線上で、経営チームにおいてカタリストを体験しました。最も印象的だったのは「全員が同じ画面を見ながら、そのまま議論に入れたこと」でした。

これまでの紙レポートでは、それぞれが自分の結果だけを手元に持つため、上司と部下のあいだで見えている情報に差がありました。相手の特性を前提に話すことができず、議論に入るまでに段差が生まれていました。
一方、カタリストではその差がなくなり、互いに同じ情報を前提に対話できるようになります。隠す必要がなくなることで自己開示が自然に進み、対話の質そのものが変化したといいます。

経営層からは次のような声が上がりました。
「経験則に頼っていた対人対応が、データと科学的根拠に基づくアドバイスによってアップデートされた。」

同じ情報を起点に対話が始まることで、認識のすり合わせに費やしていた時間が減り、本質的な議論にすぐに入れるようになったといいます。

対話の出発点そのものが揃う――その変化を、はっきりと実感している様子でした。

「言行一致」で使い続ける支援側の視点――アチーブメントHRソリューションズ

年間約1,200名・約50社にDiSCを導入してきたアチーブメントHRソリューションズ。同社が大切にしている価値観のひとつが「言行一致」です。

「お客様に提供するからには、自分たちが心から良いと思っているものを届けています。」と小山剛志氏は語ります。その前提のもと、さまざまなサービスを試してきた中でDiSCに出会いました。

同社では入社時にDiSC®を受け、その後の社内研修でも活用します。全員の顔写真つきDiSC®スタイルポスターを社内に掲示し、自己理解・他者理解・関係構築を日常の空気として根付かせてきました。さまざまなサービスを試してきた中で感じた「エビデンスはあるのに使いづらい」という壁。DiSC®はその点、使いやすく現場に根付きやすいと小山氏は言います。

カタリストを体験して特に活用が進んでいるのが、チーム機能です。プロジェクトの開始前にチームマップを確認し、メンバーのスタイルや議論の傾向、関わり方のヒントを把握してから始めることで、議論の進め方と配慮の仕方が変わります。

「Sスタイルのメンバーが安心感を持って進められるという声が多かったですね。事前にわかっているだけで、チームの動き方が変わります。」

また、支援する立場からのカタリストへの期待もこう語りました。
「コンサルタントがいないとデータが使えないのではなく、会社の中で自走運用できる状態をつくれる。トップダウンからボトムアップへの転換を支援する上で、カタリストはその基盤になると感じています。」

「手元にある」ことが行動を変えるきっかけになる――NEC

NECの加藤久美子氏は、次世代リーダーの一部を対象に、カタリストのパイロットセッションを実施しました。NECは125年以上の歴史ある企業ですが、この10年あまり、組織を越えた役員対話の対話と経営チームの協働を軸に大規模な変革を進めてきました。2018年の「実行力の改革」開始以来、調整後営業利益は約4倍、エンゲージメントスコアも19%から24年度は42%、25年度には48%へと上昇し、現在も変革の真っただ中にあります。

その変革の文脈の中でカタリストを活用した加藤氏が強調したのは、「継続性」と「日常使い」でした。

「どれほど良いセッションでも、日常に戻れば、どうしても意識は薄まってしまいます。その点カタリストはいつでもスマートフォンで確認できるので、たとえば苦手意識のある相手と、今日向き合わなくてはならない、というときに手元でヒントをもらえる。参加者は日常に戻った後も、継続的、かつ日常的に役立ててもらえるという観点で、これは大きいです。」

セッション後には参加者から主体的な対話が生まれ、「マネジメントをする上で、こういったTipsをもっと知りたい」という声も多く寄せられたといいます。「これまで科学的なフレームワークを使う機会がなかった人たちも、その機会を得ると、驚くほど速く吸収してくれます。カタリストの導入で、さらに活用の機会は広がるでしょう」と加藤氏は語ります。

そしてセッションの締めくくりに、こんな言葉を残しました。

「マネジメントやコミュニケーションに、科学の力を借りることは重要です。それは富士山に5合目から登ることに似ています。ただ、科学を活用し、最後は手放すことはもっと重要大切なことは、その場で、目の前の人が何を感じているかを感じ取ることです。それを忘れてはいけない」

科学的フレームワークは重要ですが、それを使いこなすことが目的ではありません。科学的な理解を土台にしながら、最終的には生身の人間として目の前の相手に向き合う。カタリストにはその支援に適した機能があります。

対話の「使いどころ」を日常に埋め込む

3社の実践から見えてきたのは、カタリストが新しい知識を増やすためのものではなく、既にある関係性の中に「対話の使いどころ」をつくる存在だということです。

経営会議で同じ画面を見る。プロジェクトの開始前にチームの傾向を把握する。1on1の前に相手のスタイルを確認する。

そうした日常の小さな接点の積み重ねが、組織の対話の質を変えていきます。

終わりに

自己理解・他者理解・関係構築を深める体験を、日常の中で使い続けるための仕組みが整いました。それをどう日常に溶け込ませるかは、使う人と組織次第です。

カタリストの詳細や事例、導入についてのご相談は、ぜひお問い合わせください。


【HRD NeXT 2026 講演レポート】※順次公開中

感情の科学でひらく、戦略人事の未来へ

SESSION01:初公開!Everything DiSC® カタリストの全貌

SESSION02:組織はこう変わる―Everything DiSC® カタリスト先行導入企業の実践知

SESSION03:ProfileXT®とCheckPoint 360°™が拓く次の人材戦略

SESSION04:パーパスを現場の行動へ―イオン九州「変革と挑戦」育成プログラムの実践知

SESSION05:経営戦略と人事を一本でつなぐ―エーザイの360°×DiSC® 実装ストーリー

SESSION06:戦略人事のこれまでとこれから

SESSION07:我が国の未来を見据えた、新たな組織・人材戦略の方向性

2026年04月03日

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フリースタイルスキー日本代表が体験したカタリスト―コミュニケーションで高めるパフォーマンスー

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